函館のグルメで思い浮かぶのは朝市の海鮮丼やラッキーピエロ?
それももちろんいいけれど、体に染み入るご飯を食べに、街の喧騒から離れたカフェへ。
函館八幡宮の脇を通り、車で坂を登った先にカフェ谷地坂はある。
周りは住宅街で、このお店も看板こそ出ているものの、個人のお家を兼ねているので、入っていいのかな?と少し緊張しながら入店。
野菜たっぷり、身体喜ぶ定食。
メニューはピザもあるけれど、ここでは定食がおすすめ!
奥様が料理担当で、優しそうな旦那様がお料理を持ってきてくれた。
お盆にぎっしりと並べられた小鉢には、季節の野菜がたっぷりと使われたおかずたちが。
一つ一つのお料理に対して、栄養素や体調にどんな効果があるかが書かれた手作りのカードがテーブルに置いてあって、これを読みながらお料理を味わうことで体にいいものが入っていく嬉しさがあった。
私の一番のお気に入りは、茄子の胡麻だれ。茄子がとろとろツルンとしていて、
身体にすっと入っていった。夏らしい素敵なメニューだ。
自宅で一人ではこんな品数も作れないから、旬の食材を様々な調理法で味わえるのはとても贅沢。自然と味わって食べたくなり、ゆっくりいただいているうちに心地よく満腹になってきた。これで¥1,000というのもお得!
ずっと眺めていたい窓辺の景色。
・・・なんだか時間の流れがゆっくりに感じて、ずっといてしまいそう。
ご夫婦がとっておきにしている秘密の場所にお邪魔させてもらった感覚。
窓から見える函館の港町の美しさと、身体を労るご飯に、ほっと心が緩んでいくようなお店でした。