リスのとっときおすそわけ

食をめぐるとっときの時間

マドレーヌ、自分で作って自分で食べる

 

図らずも一句読めてしまった、ブログタイトル。

 

このブログのリスちゃんが手に持っているのは実はマドレーヌなのですが、お気づきの方はいるのでしょうか…笑 ブログの背景写真も数年前に作ったマドレーヌ。

 

何を隠そう、私はマドレーヌ作りが大好きなのです。

 

ケーキや焼き菓子はやはりお店の味には叶わないなぁと思うことも多いけれど、マドレーヌは自分で作ったマドレーヌが一番美味しいと思ってる。自信満々に言うことは憚られるけど、心の中でね。

 

そして、マドレーヌは作るのがとても簡単。

スーパーを物色しても興味を惹かれるおやつがないとき、まぁこれでいっかと選ぶよりも、少しだけ時間をかけさえすれば、数日間は素敵なおやつ時間が確保されるのだ。

人にあげるのもいいけど、たまには自分で隠し持つためのおやつ作りも楽しい。

 

マドレーヌ作りのポイントは、一つ、粉を混ぜる時に混ぜ混ぜしすぎず、下から上に切るようにしてふんわり混ぜること、二つ、レモンの皮を入れること!

表皮の黄色いところだけ、すりおろして入れる。 レモンの爽やかな香りがたまない!

マドレーヌのレシピはネットにもたくさん出ていると思うので、その通りにつくれば美味しくできると思うけど、6〜7個作る場合はレモン半分、その倍の量作るのであればレモン1個分の皮を、粉を入れる一つ前の段階で、ぜひとも入れてみてください。

 

美味しく焼けるか見守り隊

オーブンで15分焼くこと、完成。

焼けた。

本当は翌日以降、しっとりしたのが美味しいのだけど、とてもいい香りがするので、この日は思わず焼き上がりを一つ食べちゃった。

 

そして翌日は、居住まいを正して一人お茶会。白いフリルのケーキ皿がよくお似合い。

 

 ご飯を作るのは生きていくために必要だけど、お菓子つくりのために時間を使うというのはよく考えたらとても贅沢な時間の使い方。粉を正確に測る時間とか、焼き上がりを待ってお皿を洗う時間とか、無心なんだけど、同時に、美味しいものが自分の背後で出来上がりつつあることに、静かな喜びで満たされるかんじもする。

 

 人と会うのが少し疲れちゃったなというときも、こうしてお菓子を作る時間に身を委ねるのはいいものだ。

それが難易度の高いお菓子なら、心休まるどころか、ああ〜生焼けだ!とか、工程が多くてもう疲れた・・・とうことにもなりかねそうだけど。

マドレーヌは私の相棒のお菓子だよ、ありがとう。