リスのとっときおすそわけ

食をめぐるとっときの時間

【京都 市川屋珈琲店】冬の京都で忘れられない喫茶店に出会った。

午後16時半前、喫茶店に入ってみた。

 

2022年12月上旬、京都に来たらここは絶対、と思っていた。

 

市川屋珈琲店はバス停馬町から少し歩いたところにある。

 

清水寺があるエリアだから人気店でごったがえしているかな〜と思いきやひっそりとしているのは、大通りから一本道を入ったところにあり、他の飲食店が隣り合っていないせいか。この「ひっそり感」も好きだし、町家ってやっぱりいい雰囲気よね。

店主さんはイノダコーヒーに就職後、独立しこのお店を開いたとのこと。レトロな文字の暖簾と真っ赤なバイクがかわい。


寒〜い外から暖かい店内へ。

店内の写真がないのだけど、落ち着いたブラウンの木の家具が素敵。お花も生けてあったり、 照明が明るすぎず、ぽっと照らしてくれるのももいい。

 

普段はカフェラテしか頼まないけど、ここはブラック珈琲を。そして名物のフルーツサンドイッチも注文。カウンターに座ったから、店員さんがいっしょうけんめいクリームを泡立てているのが見えたよ。

 

季節のフルーツサンドは月一で中身を変えているんですよと店員さん。

12月は、いちご、キウイ、洋梨、あんぽ柿(あんぽ柿、すごくよかった)。

 

クリームの甘さも量も主張しすぎなくてちょうど良く、そっと口の中で消えていく。

 

食パンは、店主さんのお知り合いのパン屋さんに頼んで作ってもらっているとテレビ番組で言っていたけど、きめ細かくて、風味も良く美味しい。具材すべてがきっちりとおさまっているし、作った人の丁寧な仕事が伝わってくる。

 

清水焼のカップに入った馬町ブレンド。取皿の柄もかわいい。

珈琲を提供した店員さんが、お待たせしてしまってごめんなさいね、と声をかけてくれた。肩肘張らずいられる空間で、お友達と話しつつ、店員さんが目の前で珈琲に真摯に向き合っている美しい横顔を見ていたから、待った気は全然しなかったけど、、

柔らかな話し方が心地よかったな。

 

珈琲はもちろん美味しかったのだけど、ブラックに関してはもう少し舌を肥えさせたいところだなあ。

 

 

17時半過ぎお店を出た

茶店の営業時間は17時までだったけど、店員さんはせっかちに終わりですと告げることもなく、お客さんが自然に減ってきた。

席を立つ時、最後にありがとうございましたと言っていた店員さんのあいさつも、心がこもっていて、なんだか忘れられない。

つかず離れずな接客が心地よくて、温かなおもてなしを受けた気分でお店を後にした。

 

 

そういえば、お食事サンドイッチをテイクアウトしているお客さんもいました。

あったかくなったらここで買って鴨川でピクニック もできるね。

 

 

お店の情報

先述のように、夜は17時までなのでご注意を。

http:// 市川屋珈琲 (@ichikawayacoffee) • Instagram photos and videoshttps://www.instagram.com › ichikawayacoffee

 

ここは本当にいいお店です。おすすめします!