GWも終盤ですね。
私はゴールデンウィークはゆっくり派なのですが、今年は初めて旅行に行き、さっき帰ってきました。
楽しかったけど人手がすごくて、駅のコインロッカーが全滅…。来年からはまたゆっくりの過ごし方に戻そうかなぁ。
遠出しなくても、新緑の季節に外を歩いて、暑い日にはアイスカフェラテとかを携えて、それもまた初夏の素敵な過ごし方だよなぁ。
華金のお楽しみ
少し前になるけど、連休前の仕事最終日の金曜日に、大学時代の友達を誘って晩御飯を食べてきた。9連休に入る前なのに突然思ってもみなかった仕事が降ってきてしまったこの日。血眼になってパソコンにしがみつきなんとか仕事を終え、私がずっと気になっていたお店がある馬喰町に向かう。
【MELLOW】は、昼はパスタのランチをやっていて、夜は、前菜、メイン、パスタ、お酒を幅広いメニューで揃えており、男性の店員さんが一人で切り盛りしている。
カウンターで、最大8人くらいがひしめき合って座る店内なんだけど、親しい友人と一緒に、会っていなかった時間のこと、そしてこれからの未来について楽しく語らうには、ちょうどいい距離感のお店だった。
お一人で作っているのに、メニューの数が多い!お酒も、どうやら毎回違うワイナリーのナチュラルワインを仕入れているようなので、行くたびに、今日はこんなのがあります、と紹介してくれる方式のようだった。
個人でやられているお店って、作る人の気まぐれがその日のメニューに反映されていて、すごく楽しい。
この日選ばれたメニューは・・・
メニューが多く、しかもどれも美味しそうなので、友達と迷ってしまったけど、気になる4品を選んでみた。こういうお店だと自分たちで好きなものを詰め合わせたコースを作るような楽しさがあるよね。
お酒はロゼワインにしてみた。普段外食してもお酒はあまり飲まないけど、この日いただいたワインは、お酒がきつすぎず、ぶどうの皮のえぐみが美味しく混ざり合っているような味で新鮮だった。
前菜一品目は、水牛モッツァレラと色々トマトのカプレーゼ
刻んだ玉ねぎが甘めのビネガーに和えてあるところに、手を抜かず美味しい一皿を作ろうという心意気が伝わってくる。トマトもチーズもごろっとしていて、最初にいただく一皿が美味しくて早速満足♡
前菜二品目は、炙りしめ鯖のブルスケッタ
素朴なパンの上に、チーズが乗っていて、しめ鯖の酸味とチーズがとても良く合う〜!!そして、ワインとも相性抜群なのは言うまでもなく。なんてことない一品も完成度が高い。
メインは、ナヴァランプランタニエ(Navarin Printanier )
これは、子羊の肩肉と春野菜の煮込みで、今回頼んだ中ではこれだけフランスの料理。
キャベツ、アスパラ、玉ねぎたっぷり。お肉もごろっと。
トマトと野菜の汁で、羊を煮込んで、それを軽くオーブンで焼いてくれているのかな。
トマトベースの料理って酸味があるけど、この煮込みは、羊のお肉のコクと甘さが滲み出ていて、なんとまろやかなんでしょう。フランスのお母さんの手作りの味ってこんなかんじなんだろうな、というのが、馬喰町で出会えた偶然よ。小手先で作れるものじゃなくて、こんな優しい一品も作ってくれるMELLOWさん、すごい。
お皿に描かれたネイビーのライン、乳白色の磁気の色合い、分厚くて結構重いこのお皿、なんだか、フランスやイタリアの街角のバルや飾らないレストランで出てきそうな風貌で、このお皿に盛られたパスタも一層美味しそうに見える・・・。
このお店では生パスタを使っていて、もちもちした食感。少しの磯の風味と、唐辛子のアクセントもよかった。
食事の終わりに
楽しくお話して、お酒と料理をいただいて、なんだか久しぶりにとても気持ちいい夜だった。夜ご飯を外食することがあまりなのだけど、一日の終わりにカウンターで気さくに飲んで、食べて、楽しい気持ちのまま帰って、あとは寝るだけというのもいいものだなと分かった。
パスタ以外の前菜やメインのメニューは夜限定だし、MELLOWさんのメニューの多彩さを味わうなら夜に来るのがいいのかも!
親しい誰かと話しながら、次はどれを頼もうかと悩む夜のお楽しみ。
私にとっては少し非日常な、でもなんだかくせになってしまいそうなお店でした。